遠くへ行きたい第2173回 秋田大地の息吹 なまはげの里-秋田県湯沢市〜男鹿半島-
2013年9月22日放送 日本テレビ-
入道崎の豪快で野趣溢れる料理体験
入道崎という浜辺の美しい風景が広がっています。
この魅力的な場所を旅する田山涼成さんが、地元で伝統的な料理である「イシヤキ」を体験しました。
イシヤキとは、溶岩が固まった石を使って食材を煮炊きするという非常にユニークな料理です。
その特殊な調理法に興味津々の田山さんは、畠山光義さんの案内でこの料理を満喫しました。
イシヤキの調理には、溶岩が固まった石と海で採れる貝類が使用されます。
石は特殊な準備が必要で、2時間以上かけて焼き上げられます。
その間に田山さんは周辺の海でダシとなるシタナミなどの貝を調達する貴重な体験をしました。
料理が焼ける間に自然の恵みを手に入れるという贅沢さに、田山さんの表情からは喜びと感動がにじみ出ています。
豪快な調理法が奏でる旨みたっぷりの料理
イシヤキの調理は、焼き上げた石を石のくぼみに入れ、魚やその他の食材を煮炊きするというものです。
この料理の作り方はかなり豪快で、力強い手つきが求められます。
しかし、その手間暇をかけた努力が実を結び、出来上がった料理は野趣溢れる旨みたっぷりの逸品です。
田山さんが頬張る瞬間、思わず感嘆の声が漏れました。
魚の旨みが石の熱で引き出され、香ばしさと深い味わいが口いっぱいに広がります。
イシヤキの特異な調理法には、食材と一体となる旨みが秘められているのです。
その瞬間、田山さんの顔には至福の表情が浮かび、私たち読者も思わず共感してしまいます。