遠くへ行きたい鹿児島県・霧島市〜鹿屋市「大自然が作る南九州の味」
2013年1月6日放送 日本テレビ原日出子
田舎の醸造所で息づく伝統の技術
霧島市福山町といえば、玄米黒酢の故郷として知られています。
ここを訪れると、醸造所で黒酢が作られている様子を見ることができます。
古き良き時代の製法を受け継ぎ、黒甕に米麹、蒸米、地下水だけを入れて発酵させるという工程は、まさに職人技そのもの。
その風景は、時がゆっくりと流れる懐かしさを感じさせます。
感想：地元の伝統的な製法を守りながら、黒酢を作り続ける醸造所の姿に触れると、何かほっとする気持ちが生まれます。
昔ながらの製法には、職人のこだわりと愛情がたくさん詰まっているように感じます。
黒酢の秘密を解き明かす旅
藏元技師長が春と秋に行う仕込み作業、そして6カ月かけて黒酢を作り上げる過程。
江戸後期の製法を守り続ける姿勢には、時代を超えた確かな技術と知恵が感じられます。
また、毎日かき混ぜる熟成作業には、時間と手間をかけた丹精込めた労苦が見て取れます。
感想：培われた技術と努力が詰まった一滴の黒酢。
その製造過程には、蔵元たちの真摯な姿勢がうかがえ、その一滴が食卓に運ばれるまでのストーリーに感動を覚えます。
風味豊かな黒酢の旨みを追求
出荷が近い黒酢を味見する様子からは、時間をかけて丁寧に作り上げた黒酢の香りと味わいが伝わってきます。
仕込みから半年のものとの違いを聞き、その違いについて熱く語る藏元技師長の姿には、まさに職人の誇りと情熱が宿っています。
感想：熟成された黒酢の味わいには、時間と職人の技が凝縮されています。
その味わいは、ただ飲むだけでなく、その背景にあるストーリーを感じながら楽しむことができる贅沢さを教えてくれます。
そんな要素がひとつになった霧島市福山町の黒酢の物語に触れることができる旅は、まさに心に残る特別な体験となりそうです。
自然と人々の息づく情緒豊かな風景に触れることで、日常の喧騒から離れ、少しだけ心が穏やかになるかもしれません。
#黒酢 #伝統製法 #地元の歴史
