遠くへ行きたい女優・室井滋が<奈良>で涼しげな夏を探す…ひと味違う旅
2017年7月16日放送 日本テレビ-
「興福寺 仮講堂」で阿修羅像に出会った室井滋
日本の仏像界でアイドルとして知られる室井滋が、興福寺の仮講堂を訪れ、特別な許可を受けて阿修羅像を拝観しました。
彼はその瞬間に、独特な空気感を感じたと語りました。
阿修羅像は3つの顔を持っており、「怒り」「悲しみ」「憂い」という感情を表現しています。
右側の顔が怒りを示し、左側は悲しみの表情を浮かべ、正面は憂いを帯びた顔です。
かつて戦闘神として知られていた阿修羅は、仏の教えに触れて戦闘をやめ、悟りを求めています。
阿修羅像を見た室井滋は、戦闘神から仏教に帰依する姿に深い感銘を受けました。
仏教の教えは、どんな人生の苦難や葛藤に立ち向かっても、慈悲と平和を追求し、人々の心を豊かにすることを教えています。
この阿修羅像も、その教えを具現化した存在と言えるでしょう。
「興福寺国宝特別公開2017 阿修羅 -天平乾漆群像展-」
また、番組では「興福寺国宝特別公開2017 阿修羅 -天平乾漆群像展-」の告知も行われました。
この展示は、9月15日から11月19日まで開催され、阿修羅をテーマにした貴重な展示会となります。
この展示会では、阿修羅像をはじめとする天平乾漆群像の素晴らしさを堪能することができます。
仏教の歴史や精神に触れる機会となるだけでなく、芸術の鑑賞としても価値のある展示です。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
阿修羅像から感じる仏教の美
阿修羅像は、その独特の表情や姿勢から、仏教の美を感じることができます。
怒りや悲しみ、憂いなどの感情を持ちながらも、戦闘をやめて仏教に帰依した存在として描かれています。
仏教は私たちに対して、慈悲や平和、そして自己の超越を教えてくれます。
阿修羅像は、その教えを具現化した存在として私たちに訴えかけています。
私たちも、日々の暮らしの中で仏教の教えを取り入れ、心を清らかにしていきたいものです。